北海道に行った事で新しい世界が広がった感じがしました。
地元の人に色々言われて気にしてたけど、よく考えてみたら
自分の作ったものを買ってくれるのは観光で沖縄に来てくれた人達だった。
別に悪いことをしているわけじゃないし
もう少し我慢してたら何も言われなくなるかも知れないし…
そう思って こだまちゃんと招福守を作り続けていたら
そのうち集落の人達が
「島〜 俺にもそのお守り作ってくれ〜」
「人にあげたいから俺にもひとつ作ってくれ〜」
と言い出しました。
さすがにビックリしましたが悪い気はしませんでした(笑)
不思議な事に、ものづくりを続けていると
集落の人との関係も少しずつ良くなってきました。
うまく言葉には出来ないけど
それまではコキ使っていいヤツみたいな扱いだったのに
「島〜いつもありがとうな〜!」って言葉をかけられるようになったり
人として大切にしてもらえるようになったと言うか…
今まで明るい未来なんて想像したこともなかったけど
この場所にいつかしょうこさんを呼んで
一緒にお店とかやりたいな♪♪という夢も出来ました。
しょうこさんが沖縄に来た時には
「絶対沖縄にしょうこさんを呼ぶからこっちで一緒にお店をやろうね」
「ここは海も見えて凄くいい場所なんだ」
「この場所でお店をやると最高かも」
と彼女が喜びそうな場所を案内しました。
でも…
「ここ、民家だし借りられないよね?」
「空き物件じゃないよね?」
「ここの家賃はいくらくらい??」
夢のないことばかり言います。
夢を壊すようなことばっかりいうなんて…
しょうこさん俺の事嫌いになってきたのかな…?
と思いました。
いまなら
彼女の方が何倍も本気で考えていたということが
よくわかりますけど(汗)
ある日彼女が電話で
「ねぇ島ちゃん…沖縄でお店をやるって話だけど実際にはまだなんの準備もしてないよね?」
と聞いてきました。
自分としては
いつか沖縄で一緒に暮らしたいと思っているし
二人のお店を作りたいと本気で思っているし
この先もずっと一緒にいたいと思っている
実際に何か行動したのかって言われたら
何もしていないけど
本気でそう思っているんだって事は伝えたくて
「絶対にそうなる様に頑張るから!」といいました。
彼女は冷めた感じで
「何をどう頑張るの?」と言いました。
そして
「私、沖縄に行く前に札幌で店をやってみようと思う。
沖縄のその場所は商売をするには最高の条件が揃ってて
何もしなくてもお客さんが集まる場所だけど
それじゃ実力はつかないんじゃないかと思ってる。
まず、札幌で商売をやってみて軌道にのせる事ができたら
沖縄のその場所で必ず上手くいくと思う。
と言いました。
え?どうしてそうなるの?!!
何もしてない自分も悪いかもしれないけど
札幌で店をやるなんてことになったら…
旅行会社に努めているから頻繁に来てくれるけど
自分で店なんかはじめたら忙しくなって
沖縄に遊びに来てくれなくなる気がする。
そうなったらこのまま会えなくなる気がする。
いつかは… って考えていたのに彼女は本気だ…
どうしよう…
どうしたらいいのかわからないけど…
どうしよう…
それだけが頭の中でぐるぐると回っていました。
続く。
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