作るのも売るのもやめたけど
どうしても北海道には行きたくて…
結局、夜中にアルバイトをしてお金を貯める事にしました。
彼女と出会って1年2ヶ月目。
真冬の北海道へ人生初の一人旅。
沖縄では1年じゅう半ズボンで過ごしていたので
「そんな格好で北海道?!凍死するぞ!」と
心配した友人が長ズボンをプレゼントしてくれました。
彼女は冬用の靴とコートを持って空港まで迎えにきてくれました。
JRの窓からはじめて雪を見たときの感動は今でも忘れられません。
真っ白で眩しくて目がチカチカして開けていることができませんでした。
札幌の家の中は沖縄よりもずっと暖かくて
彼女が仕事に行っている間暑くてたまらないから
窓を開けたまま昼寝をしたら寒くて目がさめた…
えーーーーー!!
家の中に雪がいっぱい積もってる!!!!!!!!
外をみたら猛吹雪!!!!
これはマズイっ!!!!!
床に積もった雪を手ですくって台所に捨てました。
手が冷たくてジンジンしてびっくりしました(T▽T)
旭山動物園で見たよちよち歩きのペンギンの赤ちゃんも
ものすごく可愛かったな〜❤❤❤
滞在中にしょうこさんにあるお店に連れて行かれました。
「島ちゃんに会ってみたかったの〜♪♪」と
自分に会えた事を喜んでくれる人もいました。
招福守を携帯につけている人もいました。
「しまちゃんのお守り買いたい人がいるから札幌に送って」
と言われて何度か送った事があってそれを買ってくれた人達でした。
出発前に「しまちゃんのイベント計画しておくね^^」
と言われて「うん!」と返事はしたけど
実は全然意味がわかっていなくて…
彼女は事前にお守りを作って販売する場を用意していたのです。
この時、はじめてお客様の目の前でお守りを結びました。
ずーっと見られて手が震えて変な汗が吹き出ました。
男の自分が結びものをしていても誰も笑わないし
スゴイ! 綺麗! ありがとう! と言ってくれる。
自分のいる集落では笑いものにされたけどここでは誰も笑わない。
なんだかカッコイイ感じの男の人も
「器用ですね〜」「俺にもひとつ作ってよ」と声をかけてくれる。
中には「車のミラーのところにかけたいから感じで作れる?」と
オーダーをくれた男性もいました。
場所が違えばこんなに違うんだ…
沖縄の文化と風習が当たり前で
「はみ出るような事をすれば嫌な目に合う」
そういうものだと思っていたけど
自分の知らない世界がまだまだたくさんあるんだ…と
ちいさな希望の光みたいなものが見えた気がしました。
この事がきっかけになって
沖縄に戻ったあとまたお守りづくりを再開することになります。
あの時、自分に会いに来てくれたみなさん
お守りを買ってくれたみなさん
オーダーをくださったOさん
あの出来事がなかったら自分はものづくりを続けていなかったと思います。
あの時のみなさんの優しさは今でも忘れていません。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
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